効果
シャドークロー の基本スペックは つじぎり とほぼ同じだ。威力70、物理、使用時に急所率+1、接触技、単体攻撃。決定的な差はサブタイプ分類にある。
Champions では Shadow Claw が切断系わざ(slicing move)に分類される。標準の Scarlet/Violet ではそうなっていない。この判定が重要なのは きれあじ が切断系わざに1.5倍の威力補正を与えるからだ。元の70が105相当になり、そこにゴーストタイプの一致補正が乗れば実質的な火力は一気に上がる。Champions 専用の裁定なので、通常のゲームデータから計算すると実際より低い数値が出る。
ゴーストタイプとしての固有価値もある。ノーマルとかくとうはゴーストわざに耐性がないため、Shadow Claw は物理アタッカーを壁として立てやすいノーマルタイプにも直接ダメージを与えられる。
採用するポケモン
ミミッキュ(採用率54%) が Champions で Shadow Claw を最も多く採用するポケモンだ。ばけのかわ で初回の直接攻撃を1回無効化できるため、交代直後でも確実に1回は行動できる。Sharpness 補正込みの Shadow Claw(Champions 裁定)は、種族値の攻撃90から想像される以上の火力を発揮する。ゴースト/フェアリーのタイプ複合でドラゴンとゴーストの両方を狙えるのも強み。
デスバーン(採用率18%) は耐久主体の運用だ。物理/特殊防御種族値111/105と高く、場持ちが良い。Sharpness 補正込みの Shadow Claw で十分な攻撃力を担保しつつ、耐久を活かして場を制圧するスタイル。
アブソル(採用率9%) は つじぎり では届かないゴーストタイプの急所に使うことがある補助的な採用だ。
使い方
ミミッキュ のダブルでの基本手順: 交代で出す → Disguise で初弾を受ける → Shadow Claw を打つ。Sharpness 補正が乗るため、向かいにゴースト免疫がいなければ十分な一撃になる。ゴーストわざしか攻撃手段を持たないと、ノーマルタイプに交代されただけで機能停止するので、別のカバーを必ず用意しておくこと。
急所率の積み方は つじぎり と同じで、ピントレンズ や するどいツメ で更に上積みできる。交代すると急所率がリセットされるため、積みのメリットを得るには場に出続けることが前提になる。
コツと戦術
他のリソースから Shadow Claw のデータを引用する際は出典を確認すること。通常のゲームデータでは威力70のまま表示されるが、Champions では Sharpness 補正込みで105相当として計算する必要がある。この差がOHKOかどうかを分けるケースがある。
ばけのかわ はひるみやたたりめの追加効果では壊れないが、ダブルバトルで 全体技 を受けると通常の攻撃と同様に消費される。横並びで全体技を打たれるとさりげなく Disguise が消えていることがある。配置を決める段階から意識しておきたい。
デスバーン は場持ちを活かした動き、ミミッキュ はスピードコントロールのサポートを受けながら動く、という方針の違いを踏まえてパーティを構成することが安定した運用につながる。