効果
イカサマは悪タイプの物理技で、威力95・命中100・直接攻撃。最重要の仕様:ダメージ計算に使用者の攻撃ではなく目標の攻撃が使われる。自分の攻撃の高さは関係ない。大事なのは相手が何点の攻撃を持っているか。
攻撃が65しかないブラッキーが、剣の舞を2積みしたガブリアスに対してイカサマを使っても、高火力アタッカーと同等のダメージが出る。相手の攻撃が高いほど、イカサマで与えるダメージも上がる。
細かい仕様で大事な2点:
1点目、目標の攻撃ランク変化は適用される。相手が剣の舞を積んでいれば、イカサマのダメージはその分上がる。いかくで相手の攻撃が下がっていれば、イカサマのダメージも下がる。味方がいかくを発動させるタイミングとイカサマを打つタイミングが最終ダメージに直接影響する。
2点目、使用者自身の攻撃ランク変化は適用されない。剣の舞を積んでも、自分の攻撃がいくら変わってもイカサマのダメージは変わらない。例外として、技そのものへの乗算補正——てだすけなど——は乗る。
直接攻撃技なので、相手のゴツゴツメットやさめはだなどの反動効果が発動する点も頭に入れておくこと。
採用するポケモン
ブラッキー(94%)はほぼイカサマの象徴的存在。攻撃65で、普通の物理技では大したダメージが出ない。ダブルでの役割はてだすけ・嫌がらせ・耐久。イカサマがあることで、攻撃に投資せず攻撃系特性もなくても、物理アタッカーへの反撃手段が持てる。この技の設計意図そのものを体現している。
レパルダス(45%)も攻撃が低いが、スピードが速いのでイカサマを先攻で打てる場面も多い。積みや行動前に先手でイカサマを通せるのが差別化点。
トリデプス(30%)はほぼ純サポートで攻撃系の選択肢が少ない。イカサマがあることで、物理アタッカーに対して一定の抑止力になる——相手が自由に積みにくくなる。
ミカルゲ(29%)は攻撃92でそこそこあるが、積んだ相手に対して刺すのが主な使い方。悪・ゴーストの複合タイプでエスパー・ゴースト系に通りがよい。
ヤミラミ(31%)もSpiritombと同様の使い方。ゴースト・悪複合でイカサマが刺さるタイプとマッチしており、サポート中心のセットの中で物理脅威への回答として機能する。
キュウコン(14%)・ヤレユータン(11%)・マッギョ(22%)も同様。サポート型が物理脅威に対して実質的なダメージを出せる手段として採用している。
使い方
イカサマの狙い方は普通の物理技と逆。攻撃が最も高い相手を優先的に狙う。剣の舞で積んだアタッカー、元から攻撃種族値が高い先鋒、積んだばかりの物理清掃手——これが理想的なターゲット。攻撃が低いサポート型に打っても大したダメージにならない。
ダブルではいかくのタイミングを計画しておくこと。味方のガオガエンが入場して相手の攻撃を下げてからイカサマを打つと、ダメージが落ちる。最大ダメージを狙うなら、Intimidate発動前にイカサマを打つか、Intimidateが届かない相手を狙う方がいい。
逆に、相手がちょうど剣の舞を積み終えたタイミングはイカサマの最大の見せ場。積んだ分だけイカサマが痛くなる。速いイカサマ使いが積みたてのアタッカーに先行して大ダメージを与えられれば、積みの意味がそのまま失われる。
コツと戦術
攻撃が低いサポート型にとってイカサマは防御的な反威嚇手段であって、積極的な攻撃技ではない。ターゲット選択の精度がそのまま使用効率に直結する。ダブルでの先発ペアを決める時、イカサマで狙いたい相手を意識した配置にする——知っている高攻撃の先発の前に置く、というのがいい。
さめはだとゴツゴツメットは必ず確認。ガブリアスへのイカサマは大ダメージが期待できるが、ゴツゴツメット持ちに直接攻撃すれば反動もある。それでもトレードが見合うか判断してから打つこと。