効果
ビルドアップは攻撃と防御を1段階ずつ同時に上げる。つるぎのまいと違って耐久も底上げできるから、積んだはいいが倒されて終わり、という展開を防げる。
ダブルバトルで物理アタッカーが積もうとすると、相手2匹から集中打を受ける展開がある。防御が1段階上がるだけで被ダメが約0.67倍になり、相手に余分に行動を強いられる。その間に相方が場を整えられれば、1〜2積みからでも十分展開できる。
攻撃段階の換算も同じ。1段階で1.5倍、2段階で2倍。強化後のブレイブバードやボディプレスは並みの耐久なら確定圏内に入ってくる。
採用するポケモン
アーマーガア(採用率39%)はビルドアップの最も自然な宿主。高い防御種族値にプレッシャーによるPP削りが加わって、積んだアーマーガアを崩すには専用の手段が必要になる。ボディプレスは防御を参照してダメージを出すから、ビルドアップ1積みで攻撃も防御も実質的に上がる構造になっている。このゆびとまれサポートがいれば積みが一段と安定する。
ソウブレイズ(採用率54%)は1〜2積みから即アタックに切り替えるタイプ。もらいびで炎技を無効化でき、むねんのつるぎは強化後に回復しながら高火力を出せる。じっくり積み重ねるより、最小限の積みで制圧しにいくのが基本ムーブ。
イルカマン(採用率8%)はHero forme前提。そもそも攻撃種族値が非常に高いため、ビルドアップ1積みで多くの相手を一撃圏に収めてしまう。防御上昇は優先技や削り打を受け流すための保険として機能する。
使い方
初手まもるが基本:ダブルでは初ターンに積もうとすると相手2匹に集中打されることが多い。まもるで1ターン凌いで相方に仕事させてから、安全な状況で積み始める。
何積みで動くか計算する:相手が物理に偏っているならビルドアップ2積みで被ダメが約44%まで落ちる。多くの場合は1〜2積みで動ける状態になる。5積みを目指す展開はダブルの試合テンポ上ほとんど現れない。
トリックルームと組み合わせる:アーマーガアは素早さが低いが、トリックルーム下では先に動ける。部屋を展開してから積み始めれば、相手に妨害される前にビルドアップを積める。
コツと戦術
特殊技は防御段階を無視する:相手が特殊アタッカーに切り替えた瞬間、積んだ防御段階は意味を失う。相手パーティに特殊技主体のポケモンがいる場合は、積む前に確認しておく。
アーマーガアのボディプレス連動:ボディプレスは防御実数値を参照してダメージを計算する。ビルドアップを積むたびに防御と実質火力が両方上がる仕組みなので、攻撃努力値をほぼ振らずにアタッカーとして機能できる。
このゆびとまれでカバー:積みポケへの集中打をこのゆびとまれ持ちが引き受けることで、積みが一段安定する。自分自身をタフにするより、サポートで守ってもらうほうが消費リソースが少ない。