効果
ワイドフォース はエスパータイプの特殊技。通常時はただの単体攻撃で特筆する点はない。サイコフィールドが展開されているとき、この技は全体攻撃に変わって相手両方に当たり、さらに威力が 1.5 倍になる。このふたつの効果が重なることで、サイコフィールド下のダブルにおける最強クラスの全体カバレッジ技になる。
両方の効果はサイコフィールドが前提。フィールドが切れた瞬間、普通の単体技に戻る。この技の価値は全てフィールド維持にかかっている。
サイコフィールドを最も安定して張る手段は特性 サイコメイカー。イエッサン が場に出るだけで自動的に 5 ターン(グランドコート で 8 ターン)展開される。サイコフィールドには地面にいるポケモンへの優先度技を無効化する追加効果もあり、これ自体もダブルで独立した戦術的価値を持つ。
採用するポケモン
グレンアルマ(37%):特攻 125 にエスパー STAB。フィールド下の ワイドフォース はこの特攻に 1.5 倍がかかって全体に飛ぶ。耐久もあるため一発受けてからでも動ける。
ニャオニクス(39%):補助寄りだが ワイドフォース が実質的な攻撃オプションになる。特攻 101 は飛び抜けた数値ではないが、フィールド込みの全体打撃は広い範囲を脅かせる。
ブリムオン(18%):特攻 136 でこのグループ最大の火力ポテンシャル。フィールド下の ワイドフォース が両体に当たる時のダメージは圧倒的。足が遅いため トリックルーム との併用が基本。
ランクルス(12%):特攻 125、トリックルーム 構築の定番。トリックルーム 下で後から動いてフィールド強化の全体技をぶち込む。
マフォクシー(17%):特攻 114 のエスパー型特殊アタッカー。フィールドとの相性が良く、幅広い対面に刺さる。
これら全員の核となるパートナーは イエッサン。サイコメイカー で自動フィールド展開し、このゆびとまれ でアタッカーをサポートしながら連動させる。
使い方
基本の先発構成は イエッサン + ワイドフォース アタッカー。1 ターン目にフィールドを張りながらサポートや牽制、2 ターン目にフィールド強化 ワイドフォース を相手両体に放つのが理想的な展開。
全体技の範囲について:フィールド強化版の ワイドフォース は相手両体を狙うが、自分の隣には当たらない。じしん など全体に当たる技と違って、味方への誤爆リスクはない。
素早さ管理が重要。ブリムオン と ランクルス は素早さが低いため、通常は トリックルーム がないと後出しになる。グレンアルマ や ニャオニクス は比較的普通の素早さで、必ずしも反転速度を必要としない。
相手に エレキメイカー や ミストメイカー 持ちがいると、交代出しでサイコフィールドが上書きされる。グランドコート でターン数を延ばす手はあるが、フィールド上書き合戦が発生するかどうかは構築段階で把握しておく必要がある。
コツと戦術
安定したフィールド手段なしで採用しない:サイコフィールドが確保できない構築に ワイドフォース を入れると、ただの弱い単体技になる。特性で自動展開できる イエッサン が最も信頼できるオプション。
刺さらないタイプへの意識:ゴーストタイプはエスパーが無効、あくタイプには抵抗される。相手先発や主力にゴースト・あくがいる場合、ワイドフォース のカバレッジ価値は落ちる。構築にそれらへの対策を別途用意しておく。
サイコシード との併用:サイコフィールド下で サイコシード を持つ地面にいるポケモンは特防 +1 になる。フィールドという同一の前提条件を共有しているため、アタッカーが ワイドフォース を撃ちながら別の味方が サイコシード で特防を上げるという同時リソース活用が可能。
フィールド奪取への備え:相手が交代でフィールド特性持ちを出してくると即座にサイコフィールドが消える。重要な一撃を打つ前に必ずフィールド状態を確認してから動く習慣をつけておく。