効果
カゴのみは持ち主が眠り状態になったとき自動発動し、眠りを即座に解除する、一度きり。眠りしか治さない——他の状態は治らない。ここは押さえておく。
価値は定番の組み合わせ一つに尽きる。ねむる+クラボのみ、通称「ねむカゴ」。まずねむるの仕組み。自分が2ターン眠るが、代わりにHPを全回復し、全ての状態異常を解除する(やけど・まひ・どく・こんらん、全部消える)。問題はその2ターン、全く動けず、相手に実質2ターン譲ることになる。
クラボのみがその穴をぴったり埋める。ねむるで眠った瞬間、クラボのみが発動して眠りを解除する。結果——同ターンに起きて、HP満タン、状態異常も全部洗い落とし、2ターンの眠りコストは払わない。全回復+全状態解除を、1行動と1アイテムで。これが「ねむカゴ」の核心。
コストはある。クラボのみは一度きり。この眠り(つまりこのねむる)を治したら消える。2回目のねむるは素直に2ターン眠る。
採用するポケモン
採用率はそこそこ。ねむる採用に強く縛られるから——ねむるを持たないポケモンが持つ理由はほぼない。採用するのはねむるの回復が欲しいが眠りの隙を許せないポケモン。
トリデプス(5%):防御・特防が非常に高い壁型で耐久で生きる。ねむる+クラボのみなら、削られて瀕死になったり、やけど・どくを受けたあと、1行動で満タン&クリーンに戻って壁を続けられる。純耐久ラインには寿命を延ばす要。
サダイジャ(4%):耐久がしっかりしていて、同じ居座り消耗の型。ねむる+クラボのみで長期戦で繰り返し回復し、自分の耐久で相手をすり減らす。
シャンデラ(1%)は採用率が低く個別の構築だが、理屈は同じ。2ターン眠りに縛られずに、一度きれいに全回復+状態解除したい。
使い方
核心はクラボのみがねむると一蓮托生だということ。単体ではほぼ無意味——眠りしか防がず、キノコのほうしやさいみんじゅつのような眠り技はアイテム枠を割いて防ぐほど多くない。価値の99%はねむるとの組み合わせ。だから採用の前提はシンプル。ねむるを持ち、その「隙なしの全回復」が欲しいこと。
タイミング:壁や耐久役が削られて瀕死、あるいはやけど・どく・まひのような継続ダメージや速度低下を受けたとき、ねむるする。クラボのみが同ターンに起こし、満タン&クリーンで戻り、相手が積んだ削りと状態が全部無駄になる。
一度きりを忘れない。この眠りを治したらクラボのみは消える。一番大事なリセットに取っておく。どうでもいい状態を消すために早めにねむるを切らないこと。
コツと戦術
「ねむカゴ」の強みは、HPと状態の二つを一度に解決すること。相手がおにびで物理壁をやけどにしたり、どくどくで耐久役をじわじわ毒殺しようとしても、ねむる+クラボのみが1行動で全部洗い流し、相手の状態戦術が空振りに終わる。
ただ弱点も忘れない。組み合わせは一度だけ(クラボのみを使い切った後)。2回目のねむるは本当に2ターン眠り、その間に相手は自由に積んだり、対策を投げてきたりできる。だから「ねむカゴ」ポケモンは無限回復ではなく、「とても強いリセットが一度」。そのリセットを勝負所に使う。