効果
みわくのボイス はダメージを与える妖精タイプの特殊技だ。同じターンに相手の能力が上昇していた場合、追加で混乱状態を付与する。混乱すると毎ターン約33%の確率で自分を攻撃してしまい、通常の行動が取れなくなる。
発動条件は意外と広い——りゅうのまい、つるぎのまい、ちょうのまい、ビルドアップ などの積み技はもちろん、そのターンに味方から受けたバフも対象に含まれる。何かしら能力が上がっていれば触れる。能力上昇が起きていなければ、この技はただの妖精タイプ特殊技になる。採用率11%の理由がそこにある。
採用するポケモン
マホイップ が約11%の構成でこれを持つ。デコレーション 主体の補助役でも、攻撃技が1つあると相手にフリーパスを与えない。妖精タイプのSTAB自体に意味があって——りゅうのまい を積んだ ギャラドス の前では、混乱の有無にかかわらず みわくのボイス の存在が相手に圧力をかける。
対戦相手が積み技を使う構成のとき、この技はピンポイントで刺さる。積み技が飛んでこない試合ではただの妖精タイプ攻撃技として割り切る。
使い方
確実に混乱を狙えるのは、相手が積み技を使った直後のターンだ。ギャラドス が りゅうのまい を使った——次のターンに みわくのボイス を当てると、そのターンに能力が上がっているので混乱は確定で入る。相手の積みターンをそのまま無力化できる。
ダブルでは味方の行動によって相手の能力が上がるケースもある。そういう場面でも条件は満たす。ただし てだすけ は能力値を上げるわけではないので対象にならない点は覚えておくといい。
パーティプレビューで ギャラドス、ルチャブル、カイリュー などの積みエースが見えたら、この技は対策として現実的な選択肢になる。
コツと戦術
混乱は「相手を詰める」ための道具ではなく「テンポを乱す」ための道具だ。交代すれば消えるし、33%の自傷確率はそれ単体で勝利につながるものではない。価値があるのは積んだ直後のターン——そこに合わせて当てることで、相手が1ターン投資したリターンを帳消しにできる。
妖精タイプとしての打点自体にも価値がある。ドラゴンタイプに対しては混乱なしでも抜群で、それだけで十分な理由になる。混乱を狙うために無理に温存するより、妖精技として有効な場面に素直に使う方が安定することも多い。