効果
いかりのまえば はタイプなしの固定ダメージ技で、相手の現在HPの1/2を削る。防御計算なし、タイプ相性なし——HP200の相手なら最初のヒットで無条件に100ダメージが入る。ゲームで最も耐久力の高いポケモンでも、1発で半分まで削れる。
1発ごとにダメージが半減していく:最初で100%→50%、次で50%→25%、次で25%→12.5%。理論上 いかりのまえば 単体ではKOできない——常に残りHPの半分が残るため、最後は別の技で止めを刺す必要がある。
ゴーストタイプはタイプなし技に完全免疫。使用前にタイプを確認すること。
採用するポケモン
イッカネズミ が79%と突出した使用率。本体の物理攻撃は高くないが、いかりのまえば がその弱点を補う。相手の耐久がどれだけ高くても1発で半分に削り、翌ターンのパートナーのKOを現実にする。
デデンネ は50%。でんき・フェアリー複合で、タイプ相性に縛られないダメージソースとして採用する。
オンバーン は28%。高い素早さで先手を取り、初ターンに50%削りを入れる。素早さ優位があることで確実に「まず半分」が通る信頼性がある。
モルペコ は低使用率。
使い方
相手の最も固いポケモンに使うのが基本。耐久が高いほど通常の攻撃より いかりのまえば の優位が広がる——通常技は防御数値とタイプ相性を乗り越える必要があるが、いかりのまえば はそれを全部スキップする。
ダブルでのパターン:ターン1で いかりのまえば を通して対象を半分にし、パートナーが翌ターンに必要火力を半分に減らした状態でKOを狙う。「通常の半分の火力で倒せる」という状況が作れる点は、爆発力に依存する採用より安定感がある。
ゴーストタイプは完全免疫。Championsではゴーストタイプが多いため、選出画面でタイプを確認しておく。
コツと戦術
いかりのまえば の価値は相手の耐久に比例する。ガラスキャノン相手なら普通の攻撃で事足りる。超耐久の積みポケモンやHP壁がある構築には、この技の効率が他を大きく上回る。
気合いのタスキへの対処:タスキ持ちのフルHPに打っても50%止まりでタスキは発動しない(タスキはKO技から生き残るもので、単純な半減には反応しない)。タスキを意識して戦うときはこの点を把握しておく。
トリックルーム 下では遅い イッカネズミ が先に動く。初ターンに半分削りを入れれば、後続の遅い重火力組が計算通りの火力で片付けられる状態を1ターンで作れる。