効果
かげうち は優先度+1のゴーストタイプ物理技だ。威力は高くないが、この優先度ブラケットに入ることで通常行動より先に動ける——相手に同等以上の優先度技がある場合やトリックルーム下を除いて。
ゴーストタイプの先制技は希少だ。先制技の大半はノーマル(ねこだまし・しんそく)や格闘系に集中しており、ゴーストタイプアタッカーに選べる先制技はほとんどない。だからこそ低素早さのゴーストタイプにとって かげうち は代替不能な枠になっている。素早さ不足を補い、弱ったポケモンを確実に仕留め、速い相手より先に動く手段がこれだ。
ダブルでの トリックルーム 注意点:優先度技は トリックルーム 下でも優先度ブラケット内で先に動く。ただし同優先度帯内ではトリックルームの逆転効果が入るため、低素早さの使い手が同優先度の技を持つ高素早さの相手に後れを取ることがある。
採用するポケモン
ソウブレイズ は採用率が9割近い。攻撃が高く素早さも並以上だが、かげうち で「確実に先に動く」保証を得ることでKO取り漏らしのリスクを消している。もらいび での受け出しと組み合わさって攻守の主導権を握りやすい。
ギルガルド は素早さが低く、かげうち なしでは剣の形態で速い相手に先手を取れない。これが刀剣形態の行動保証として機能している。
ミミッキュ は ばけのかわ で一発吸収してから状況に応じて積みか先制フィニッシャーとして使う。
ジュナイパー は素早さが目立たないため、先制打点として重要な枠だ。
アブソル は素早さがある程度出るので先制技の必要性は低いが、カバーとして採用されることがある。
使い方
ダブルでの主な使い所は二つ。一つは相手のHPが少ない場面で確実にKOを取りに行くとき。もう一つはパートナーが安全に行動したい(トリックルーム展開やバフなど)ときに、相手の1体を先制技で牽制してパートナーを守るとき。
HPが多い相手に かげうち を使っても削りが足りないことが多い。その場合はメイン技を選ぶ。
コツと戦術
ノーマルタイプと格闘タイプはゴーストタイプ技が無効。相手のタイプを確認してから撃たないと1ターン完全無駄になる——ダブルではこれが致命的になりうる。
ギルガルド はキングシールドによる形態チェンジと かげうち のタイミング管理が鍵だ。剣の形態に変わったターン、速い相手が来ても優先度のおかげで先に動ける。そのウィンドウをどう活かすかが ギルガルド 対戦の核心の一つだ。