効果
りゅうのキバ を持つと、ドラゴンタイプの技のダメージが×1.2になる。条件なし、消費なし、HPも減らない。ドラゴンクロー・りゅうせいぐん・りゅうのはどう・ドラゴンアロー——どれを使っても毎回乗算される。
ドラゴンタイプはタイプ強化アイテムと特に相性がいい理由が二つある。ひとつは、ドラゴンアタッカーにはかくとう・じめん・ひこう・ゴーストのカバー技があることが多く、こだわりハチマキ/こだわりメガネ(×1.5)で縛られると相手に有利展開を許しやすいこと。もうひとつは、カイリューのしんそくのようにドラゴンではない技も使う場面が多く、いのちのたまはその攻撃にもHPを削られてしまうが、りゅうのキバならコストがゼロであること。
宝珠との比較:宝珠は全技×1.3だが毎回10%削れる。ドラゴン技に対しては×1.2と×1.3で約8%の差があるが、りゅうのキバはHPを保てるため、中盤以降の対面で有利になる場合がある。
採用するポケモン
カイリュー(セットの57%)はChampionsデータでりゅうのキバのメイン採用者。りゅうせいぐんやドラゴンクローで主要ダメージを出しつつ、しんそくで削れた相手を仕留める動きをする。宝珠を持つとドラゴン技のたびにHPが削れてしんそくを打てる体力が残らなくなることがある。りゅうのキバならHPが保てるので最後まで安定して動ける。
ドラパルト(19%)は最高峰のスピードを持つ。速さで十分プレッシャーをかけられるので、スカーフで補強する必要はない。りゅうのキバは技を縛らずドラゴンダメージを底上げできる素直な選択肢。
ジャラランガ(16%)はインファイトとドラゴンクローの両STABを使う。りゅうのキバはドラゴン技だけに効くが、ドラゴンクローはKommo-oの攻めの中心のひとつ——それを重くしつつインファイトには干渉しない。
カミツオロチ(6%)、ガブリアス・ブリジュラス(各2%)でも採用例がある。ガブリアスの2%は少数派で、主流はじゃくてんほけんや宝珠などの別択になっている。
使い方
りゅうのキバの使い方はシンプル:ドラゴンSTABが主な攻め手で、毎クリック×1.2の恩恵がある。ドラゴン技を使う回が全体の50%以上なら、りゅうのキバは試合を通じて安定した貢献ができる。それを下回るなら宝珠の方が全体効率は高い。
ダブルバトルでは、りゅうのはどうにりゅうのキバを乗せて2体同時にドラゴン弱点を突ける場面がある。環境にドラゴンタイプが多いため、こういった局面は珍しくない。ただしドラゴン技はドラゴンタイプにも等倍以上入るので、撃つ前に相手の選出を確認しておこう。
選出画面で相手のドラゴン弱点目標を確認して、りゅうせいぐんがKOラインを超えるかどうか事前に計算しておくと、試合中に自信を持って技を選べる。
コツと戦術
カイリューの宝珠かりゅうのキバかが実践的な選択になる。しんそくを組み込んだDragoniteの戦い方は、中盤にりゅうせいぐんかドラゴンクローでダメージを稼いで、後半に先制技で仕留めるもの。宝珠はドラゴン技クリックのたびに削れて、しんそくを打つ体力が足りなくなる可能性がある。りゅうのキバならHPを保ちながらドラゴン技の火力を維持できる。8%の倍率差とのトレードオフだが、多くの場合こちらが有利。
はがね・フェアリータイプにはドラゴン技が無効または半減になる。 ハッサムやニンフィアを後出しされたターンはりゅうのキバの貢献がゼロになる。ジャラランガのインファイトではがね対策、ドラパルトのゴーストダイブで他の対面——カバー技は必ず用意しておこう。
りゅうのキバは消費されないし、特別な管理も必要ない。ドラゴン技を押すたびに乗算される。その「なにも考えなくていい」シンプルさが強みで、技選択だけに集中できる。