効果
げんしのちからは岩タイプの特殊技で、約10%で攻撃・防御・特攻・特防・素早さを全て1段階上げる効果がある。発動確率は低いが、決まれば1ターンで5つの能力が全上がりするという破格のボーナス。
通常時の岩タイプ特殊技としての価値は、飛行・炎・氷・虫への打点確保。特殊型アタッカーが自分の特攻投資を生かしながら岩打点を持てる点が主な意義。
採用するポケモン
リザードン(採用率12%)はカバー技として採用するケースがある。飛行/炎複合で岩に弱いが、逆にげんしのちからで相手の飛行タイプを打てる。特攻もあるのでダメージも出る。全能力上昇が発動したときの爆発力は高特攻・高攻撃のポケモンほど大きい。
アマルルガ(採用率33%)は氷/岩複合のため、げんしのちからはSTABになる。特攻の数値も十分で、打点として機能する。素早さが低いポケモンにとって全能力上昇の中で特に価値が高いのが素早さ上昇——ダブルでトリックルームなしの構成なら、素早さ1段階で先手をとれる相手が増える。
使い方
打点カバーが主目的:全能力上昇はあくまでボーナス。岩タイプを等倍以上で打てる相手に使うのが基本。全能力狙いで相性の悪い相手に打つのは本末転倒。
発動したら即利用:ダブルで全能力+1が入ると、それまで倒せなかった相手が圏内に入る。発動直後のターンに一番価値の高い攻撃を入れる動きを考えておく。
相性確認:水・草・鋼・格闘タイプには岩技が弱点にならないため、それらを相手に打つのは無駄。
コツと戦術
発動に依存しない:安定した強化が欲しければ専用の積み技を使う。げんしのちからはたまに全能力上昇が起きるカバー技という位置づけ。
岩タイプの弱点相手には打たない:水・草・鋼・格闘は岩耐性あり。発動確率の「ガチャ」要素に頼るより、相性のいい相手に打って確実にダメージを入れる方がいい。
アマルルガの素早さ上昇:低速ポケモンにとって素早さ1段階の価値は大きい。トリックルームなしの構成では、この素早さ上昇が先後を逆転させる場面が生まれることもある。全能力上昇5項目の中で実戦上最も恩恵を感じやすいのが素早さ上昇。