効果
ぎんのこな を持つと、むしタイプの技のダメージが×1.2になる。条件なし、消費なし、HPも削れない。シザークロス・むしのさざめき・メガホーン・シグナルビームはどれも恩恵を受ける。
むしはエスパー・あく・くさに2倍で入る——どれも環境でそれなりに見かけるタイプ。ただしほのお・ひこう・いわには半減される。この「刺さる相手は明確、でも半減されるタイプも多い」という特性があるため縛りアイテムはリスクが高い。相手がほのおに引いた瞬間に詰む。ぎんのこななら×1.2を保ちながら技の選択肢を残せる。
宝珠との比較:宝珠は全技×1.3だが毎回10%削れる。ヘラクロスはこんじょうで状態異常時に攻撃が1.5倍になる。状態あり時は宝珠とこんじょうの重ね掛けで威力は高いが削れも大きい。状態なし時にはぎんのこながコストゼロで安定した×1.2を提供する。アリアドスは遅くてHPが貴重なため宝珠消耗を避けたい。
採用するポケモン
Championsでぎんのこなの採用者は2体のみ:
アリアドス(セットの5%)はどく・むしタイプでシザークロスとシグナルビームがむしSTAB。スピードが遅くHPが大事なポケモンに宝珠は向かない——ぎんのこなはコストゼロで火力を底上げする。
ヘラクロス(4%)はむし・かくとうでメガホーン(基本威力120)がむし主力。こんじょうの乗算込みでエスパーへの計算は STAB×1.5 × こんじょう×1.5 × 弱点×2 × ぎんのこな×1.2 = 実質×5.4——ものすごい数字になる。状態なし時でも毎回コストゼロの×1.2が乗る。
使い方
むしSTABはエスパー・あく・くさへの対策に集中させて、それ以外はカバー技を使う。選出画面でエスパーとあくタイプがどれだけいるか確認して、むし技が有効な場面を事前に把握しておこう。
ヘラクロスの場合:メガホーン(威力120)でエスパーを狙う。ぎんのこながフロアダメージを上げてクリーンKOの確率を増やす。かくとうSTAB(インファイト)もあるので、相手が出してきたものに応じて技を切り替えられる。縛り不要。
むしは環境でのシェアが少ないニッチなタイプ。ぎんのこなの価値は「むしで環境を席巻する」ではなく、「正しい対面でむしSTABがちゃんとKOできる精度を確保する」ことにある。
コツと戦術
ぎんのこなはChampionsで採用率が低いアイテムのひとつ。 これはむしがメインタイプではなくカバータイプとして機能していることの反映。むしSTABを軸にしているのではなく、エスパー・あく・くさへの特定対面で威力を底上げするために使う。
ほのおタイプが最直接の天敵。 ほのおはむしに2倍で入り、ガオガエン・ウインディ・コータスなどが環境に存在する。これらへのむし技は半減——カバー技に切り替えるか、引いて対処しよう。
逆に言えばトリックルーム環境でエスパータイプが多い対戦では、ぎんのこな入りのむし技がトリックルーム展開役を直撃できる場面が生まれる。シザークロスやむしのさざめきはそういう場面での有効な解になる。