効果
なまける は最大HPの50%を即座に回復する。ダメージなし、追加効果なし——それだけだ。
ダブルでは回復技に大きなコストがかかる。使用ターンに攻撃が0になり、相手側は2体でその間行動し続ける。攻撃を1回分失うこのコストは時にHP回復の価値を上回る。だから なまける が意味を持つのは「このポケモンが今後複数ターンにわたって絶対に必要」かつ「このターンに相手が倒せない」場合に限られる。
使う前の確認事項:相手は今ターンにこのポケモンを倒せるか?倒せるなら回復しても次の攻撃で倒されるだけで意味がない。倒せないなら、回復後の体力で複数ターン延命できる——その場合だけコストに見合う。
採用するポケモン
カバルドン は採用率72%。すなおこし でひたすら砂嵐を維持するのが役割で、在場ターンが長いほど砂嵐の蓄積ダメージが大きくなる。なまける はこの戦術直結の技だ。攻撃手ではなく、「在場すること」に価値がある。
ラウドボーン は てんねん で相手の能力変化を無視する。積んで突破しようとするポケモンを受けながら なまける で回復し、積み技による突破を完全に妨害する。ダブルで積み系構築の相手をする場面での ラウドボーン の在場時間延長は、相手の積み価値を削る効果がある。
ヤドラン は主に単打での採用になる。
ハラバリー は電気タイプのサポートアタッカーとして在場延長のために採用することがある。
使い方
ダブルでの使用条件:相手が今ターンにこのポケモンを倒せないこと、かつこのポケモンが今後のターンで必要不可欠であること。この両方が揃ったときだけ使う。
カバルドン は体力50%前後に下がり、相手2体の攻撃で今ターン倒れない状況であれば なまける が最善手になる。回復後の体力で砂嵐継続時間が伸びる。
コツと戦術
コストは常に同じだ:1ターン分の攻撃行動。その代償の価値は、このポケモンの在場継続がどれだけチームに貢献するかによって変わる。
てんねん と なまける の組み合わせは「積みポケへの壁」として機能する。積まれても無視し、回復で生き延びる。相手はこれを処理するために高火力技を集中させなければならず、本来の積み戦術の流れが崩れる。