効果
スイートベール は持ち主と同サイドで隣のポケモンをねむり状態から完全に守る。キノコのほうし・ねむりごな・さいみんじゅつ、さらに あくび の遅延ねむり効果にも対応している。交代で入ってきたポケモンも、持ち主が場にいる限り同様に保護される。
なぜねむりが専用のカウンターを必要とするか。Championsのルールではねむりは最大3ターンで、毎ターン1/3の確率で早期覚醒する。ねむり状態のポケモンは平均1〜2行動を失う。ダブルでは1行動の重みが大きく、そのターンに攻撃も、守りも、サポートも何もできない。相手はその隙に好き放題動ける。ねむりのコストはHPダメージではなく、行動権の剥奪にある。
スイートベールと アロマベール はカバーする脅威が違う。アロマベールはちょうはつ等の技妨害、スイートベールはねむり専門。構築時に両者は別の問題を解決する。
採用するポケモン
マホイップ が採用率約 29% でスイートベールを選択する。アロマベール より スイートベール を選ぶのは、パーティがちょうはつへの別の対策を持っているが、キノコのほうしや眠り粉への露骨な弱点がある場合だ。マホイップ は てだすけ や デコレーション 中心のサポート構成なので、それらの技を確実に打ち込む前提として眠り免疫が機能する。
アマージョ も採用率約 0% でスイートベールを持つ。現Champions環境ではほぼ採用されていないが、物理アタッカーに眠り免疫がついた形として別の使い方を代表する。
使い方
基本の使い方:相手がキノコのほうしや眠り粉を先発で活用する構成だと予測したとき、スイートベール持ちが場にいるだけでその計画が崩れる。相手の眠り技は免疫に弾かれてターンを無駄にし、こちらは1ターン安全に動ける。
保護範囲は持ち主が生きている間に交代で出てくるポケモンにも及ぶ。つまり後発で入れる後続にもねむり免疫が届く。後半に強い戦力を送り込む構成でも、スイートベールが場にあれば安全に動き出せる。
あくび のメカニズムを確認:あくびのねむりはターンをまたいで発動するが、スイートベールは入眠する瞬間を遮断する。持ち主がフィールドにいる状態で相手があくびを打ってきた場合、眠りは防がれる。
コツと戦術
スイートベールかアロマベールかは環境読みだ。今の対戦環境でキノコのほうしや眠り粉が多いなら前者、ちょうはつによる妨害が多いなら後者。どちらが優れているわけではなく、どの脅威を潰すかの選択だ。
最も価値が高い組み合わせ:眠らされると完全に崩れるポケモン——積み技の途中のポケモン、確実に技を打ちたいサポート役——の隣にスイートベールを置くこと。その1ターンが計画を台無しにするポケモンほど、保護効果が大きい。
スイートベールはまひややけどには効果がない。相手がそちらに切り替えた場合は別の手段が必要になる。眠りの専門家として使い、ほかの状態異常は別枠で対策しよう。