効果
じきゅうりょく は攻撃を受けるたびに防御が1段階上がる。物理・特殊どちらでも、直接技でも範囲技でも、命中すれば防御が上がる。技も道具枠もターンも不要——受けるだけで発動する。
数字を見るとスケールの速さが分かる。1段階は×1.5、2段階は×2.0、3段階は×2.5。バンバドロ の場合、防御種族値100でLv50フル振りだと実数値はおよそ167。1回受けると:有効防御250。2回で:333。3回で:417——この水準に達すると、等倍以下の物理技ではほぼ倒せなくなる。
注意点として、スタミナは物理・特殊どちらの攻撃にも反応するが、上がるのは防御だけで特防は上がらない。相手がこれに気づいて特殊技に切り替えてくるパターンには、別の対策が必要になる。
ダブルでは、範囲技の命中1回につき1段階の上昇になる。いわなだれ で2体に当たっても、スタミナ持ちは1段階分しか上がらない。
採用するポケモン
ブリジュラス が採用率約 77% でスタミナの主な使い手だ。鋼・ドラゴンタイプの広い耐性(どく無効、草・飛・ノーマル・ドラゴン・電気耐性)が、倒れる前に積み重ねる余裕を生む。エレクトロビーム の溜めターンに攻撃を受けても平然としていられる耐久性がスタミナで確保できる。
バンバドロ は純粋な物理受けとして採用率約 38%。防御種族値100が積み上がると、弱点のない対面では物理アタッカーをほぼ無力化できる。速攻で倒せなければ 10まんばりき で削られ続けるという二択を迫るのが基本戦術だ。
使い方
スタミナで大事なのは「攻撃を受ける位置に置く」こと。当たり前に聞こえるが、実戦では相手が別のポケモンに集中し、スタミナ持ちが全く攻撃を受けないまま試合が終わることもある。
パートナーに このゆびとまれ や いかりのこな を持たせて攻撃を引き付ける構成が定番だ。毎ターン受け続ければ防御は着実に積み上がり、気づいたときには対面の物理アタッカーが機能停止になる。
防御が積み上がると相手側に圧力が生まれる。物理技では倒せないがそのまま放置もできない、という状況を作ることが目的だ。
コツと戦術
パーティに いかく 持ちがいると組み合わせが活きる。威嚇で攻撃を削り、スタミナで防御を積む——物理ダメージが両側から抑制されるので、スタミナ持ちが積む時間を確保しやすい。
持ち物は とつげきチョッキ で特防の薄さをカバーする選択がある。あるいは ゴツゴツメット——接触技を繰り返してくる相手に対して、防御が積まれるたびに削りを返せるので損耗が蓄積していく。
スタミナ持ちの本質的な価値は最終的な防御段階数ではない。相手が2〜3回の行動をそれに向けざるを得なかった時点で、すでに目的は達成している。