効果
クリアボディ は、相手の技や特性によって持ち主の能力が下げられることを防ぐ。攻撃・特攻・防御・特防・素早さ・命中率・回避率——外部からの能力ダウンはすべて無効になる。
具体的に防げるもの:
- いかく(威嚇):交代時の攻撃-1段階、無効。
- わたほうし・いとをはく:素早さ低下、無効。
- にらみつける・なきごえ:防御・攻撃低下、無効。
- おきみやげ・すてゼリフ:攻撃+特攻-2段階、無効。
- ねばねばネット の交代時素早さ低下:無効(場に出る時の能力低下も防げる)。
防げないもの:自分が技を使うことで自分自身に発生する能力低下(インファイト の防御・特防-1段階や りゅうせいぐん の特攻-2段階)。これらは自分の行動の結果なので、クリアボディの対象外だ。
採用するポケモン
ドラパルト が採用率約 86% でクリアボディの最主力だ。素早さ種族値142は現環境でほぼトップの速さ。クリアボディの価値はシンプルで、威嚇を受けずに常に攻撃フル強度を維持できる。ダブルでは ガオガエン が多くのパーティに入っており、毎回の交代で攻撃-1段階のリスクがある。クリアボディがあれば ドラパルト はその影響を受けずに ドラゴンアロー や ゴーストダイブ を毎回フル火力で打てる。
キョジオーン も採用率約 7% でクリアボディを持つ。長く場に居続けて しおづけ を積み上げる戦術には、能力を削られずに粘り続けられることが重要だ。
使い方
ドラパルト の直接的な使い方:相手が威嚇ループ(威嚇持ちを繰り返し交代させて攻撃を積み下げる)に依存しているとき、クリアボディがあればその戦術は完全に無意味になる。威嚇が発動しても ドラパルト の攻撃はまったく変わらない。
スパイダーウェブも同様。ねばねばネット が敷かれたフィールドに交代で入っても、素早さアドバンテージが保たれる。これが一部の速度圧縮戦術に対して機能する。
クリアボディは くろいきり によるランクリセットを防がないし、自傷型の能力ダウンも防げない。「外から下げられる能力段階変化」を止める、ピンポイントのカウンターだ。
コツと戦術
現在のダブル環境で いかく は最頻出の補助特性のひとつ。ガオガエン が多くのパーティに採用されていて、交代するたびに攻撃が下がるリスクが生まれる。ドラパルト のクリアボディはその変数を完全に消す——威嚇が何回発動しようと攻撃は揺るがない。
相手が能力低下で対処できないと分かったとき、残る選択肢は「直接倒す」しかない。素早さで上回る(142種族値相手に難しい)、弱点を突く(ゴースト・氷が通る)、あるいはまず味方を落とす。どれにもコストがかかる。クリアボディは直接的に勝ちを引き寄せるわけではないが、相手の選択肢を着実に削っていく。
キョジオーン については きよめのしお(状態異常免疫+ゴースト技半減)との選択になることが多い。能力低下による妨害が多い対面ではクリアボディ、状態異常戦術が中心の対面では浄化の塩——どちらが適切かを状況で判断できると、構築の精度が上がる。