効果
ネズミざん は1回の行動で1〜10回のダメージを与えるノーマルタイプ物理技。各ヒットは独立して命中判定があり、外れたらそこで止まる。理論上の最大火力はこのフォーマットで最高レベルだが、実際には命中次第でブレ幅が大きい。
連続ヒット技として最も重要な性質がひとつある——きあいのタスキ と がんじょう は最初の1発が当たった時点で機能しなくなる。耐久が低いが強力なポケモンの最大の保険を丸ごと無力化できる。これが ネズミざん の最も現実的な戦術価値だ。
テクニシャン は各ヒットをそれぞれ強化できる。1発ずつの威力が テクニシャン の対象になるほど低いため、全弾命中時の総火力は相当な数字になる。
採用するポケモン
イッカネズミ が採用率11%で唯一の使用者。採用率11%は正直な数字——主力ではなくニッチピックだ。特定のマッチアップ、特に きあいのタスキ や がんじょう への対策として刺さる場面はあるが、命中率のブレがあるため安定した活躍は保証できない。
使い方
標準的な構成は テクニシャン に こうかくレンズ を持たせる組み合わせ。命中率を上げることで期待ヒット数を増やし、各ヒットの強化も乗せる。ノーガード は命中率100%を保証するが、自分も100%被弾するリスクがある——耐久が高くない イッカネズミ にとって痛い取引になる。
きあいのタスキ や がんじょう を持った相手に意図的に当てに行くのが最も価値の高い使い方。それ以外の目標なら、安定した高威力の単発技を使う方が信頼性が高いことが多い。
コツと戦術
ゴーストタイプにはノーマル技が無効。相手がゴーストを出しているとき ネズミざん は完全に機能しない。事前に確認して別の技か交代で対応する準備を。
命中率のブレが正直な弱点。こうかくレンズ か ノーガード がないと期待ヒット数が下がり一貫性も落ちる。最高の結果は全弾命中時にしか出ない——その床は「行動無駄」になることもある。
採用率11%ということは、サプライズの価値は本物。イッカネズミ を見たことがない対戦相手は対策が手薄なことがある。ただしその驚き効果は2回目以降は期待できない。フォーマット全体で採用率が低いのは、安定ダメージが高く評価される環境で命中率のリスクを取りにくいためだ。