効果
いのちがけ は自分の残HPと同じ格闘タイプ特殊ダメージを与え、その後自分は瀕死になる。これは例外なく確定だ——技が失敗した場合(相手がゴースト免疫、まもる使用、など)でも自分は倒れる。一度打ったら戻れない。
ダメージは特攻ステータスに依存しない。残HPをそのまま数値として相手に流し込む仕組みなので、満HPで打てば最大ダメージ、削られた状態で打てば出力が落ちる。このゲームでほぼ唯一の「HP直接ダメージ変換」技だ。
格闘タイプなのでいわ・はがね・こおりに効果抜群、ゴーストには無効、むし・どく・ひこうには半減。打つ前にタイプ相性確認は必須だ。
採用するポケモン
ルカリオ が53%で いのちがけ を採用している。ルカリオ にはすでに格闘 STAB と各種カバー技があるが、ダブルで いのちがけ を選ぶ場面は明確だ——通常の攻撃では処理が間に合わない耐久型の相手がいて、ルカリオ を犠牲にしてでも今すぐ落としたいとき。
ルカリオ の最大HPは突出して高いわけではないが、満HP時の いのちがけ なら幅広い相手を一撃または致命傷に持ち込める。通常技では数ターンかかる壁役や積み技使いを一手で消せるなら、その代償は十分成立する。
使い方
ダブルでは いのちがけ を打つたびに ルカリオ が永続的にいなくなる。代わりに相手1体に現在HPと同じ格闘ダメージが入る。判断のポイントは「この交換で残りのポケモンが勝てるか」だ。
満HPが最大ダメージなので、できるだけ削られる前に打ちたい。ただしタイミングを焦りすぎるのも禁物——最初に目についた相手に打つより、「これを消せばあとは勝てる」という局面を見極めてから打つのが正しい使い方だ。
絶対にやってはいけない2つ: ゴーストタイプへの使用(技失敗でも ルカリオ は倒れる)と、まもるを読まずに打つこと(まもられたら ルカリオ だけ消えてダメージゼロ)。
コツと戦術
ルカリオ が倒れた後、残りのポケモンで詰め切れるかどうかが使い時の判断基準になる。相手の主力を消したら残りは拾えるという局面で打つのが理想だ。
「打てる状態にある」こと自体が牽制になる。満HP ルカリオ が場にいる間、相手は格闘弱点のポケモンを前に出しにくくなる。この心理的プレッシャーが相手の行動を歪め、次善の選択を迫ることがある。
HPが削られて次ターン確実に倒れる状況になったら、相手に無償で倒されるより いのちがけ で残HPをダメージに変えた方が得だ。数値は低くなるが、何もしないよりはいい。
タイプ相性をしっかり利用しよう。相手がいわ・はがね・こおりタイプなら加倍がかかるので、満HP時の いのちがけ が一撃圏内に届く範囲が大幅に広がる。普段は壁として機能しているポケモンが、一撃で処理できるようになる場面がある。