効果
くちばしキャノン は炎タイプの物理技で、Champions規格では威力120、PP8。通常の技と順番が逆で、ターン開始時に使用者が充填状態に入り、その後攻撃が発動する。この充填中に接触技で攻撃してきた相手は、速さに関係なくやけど状態になる。
やけどは攻撃を半減させて毎ターンHPを削る。物理アタッカーが接触技で突っ込んできたら、そのままそいつの攻撃力を半分にできる。充填状態は眠りや麻痺でも止まらない。きあいパンチ と違って、攻撃を受けても技そのものはキャンセルされない——むしろ相手がやけどを負う。
ダブルバトルでは、相手2体が同じターンにどちらも接触技を使ってきた場合、両方にやけどが入る可能性がある。
採用するポケモン
ドデカバシ(採用率79%)が主な使い手。速さで制するスタイルではなく、接触技への抑止力でゲームの流れを変えるのがドデカバシの戦い方にフィットしている。威力120の炎タイプは鋼タイプ以外の多くの相手に刺さり、やけどの脅威が相手の行動を縛る。
使い方
くちばしキャノン の本質は「接触技を打たせないプレッシャー」。物理アタッカーが接触技を選ぶかどうか、毎ターン相手に考えさせられる。実際にやけどが入らなくても、その選択肢を潰している時点で価値がある。
まもる と組み合わせると、一ターン様子を見てから くちばしキャノン に切り替えられる。相手が特殊アタッカーを出してやけどを回避しようとしても、威力120のダメージはそのまま入る。
コツと戦術
ラムのみ や チーゴのみ を持っている相手は、接触技を打ってもやけどを即座に回復される。事前に道具を剥がしておけると、やけどの継続価値が大きく上がる。
鋼タイプは炎技を半減するから、くちばしキャノン は鋼相手だと半分しか入らない。火力目的で鋼に切るのは弱い。でもやけど効果は普通に使える——鋼が接触技で殴ってきたら、ちゃんとやけどして攻撃が半減する。間違えやすいけど、やけど無効なのは炎タイプ自身であって鋼じゃない。鋼は普通にやけどする。
ドデカバシ より速い相手が接触技で先に動いてくる場合、充填中のやけど判定が発生してから ドデカバシ の攻撃が出る——つまり速い相手が先手を取った瞬間に自分でやけどを引き込む形になる。これが くちばしキャノン の設計の本質。