効果
ターン終了時に ムラっけ がランダムな能力を2段階上昇させ、別のランダムな能力を1段階下降させる。Gen9(現行Regシーズン)では攻撃・防御・特攻・特防・素早さの5項目が対象——命中率と回避率は除外されている。
2段階上昇は×2の補正。同じ能力が3回連続で上昇すれば+6(×4)になる。通常の積み技で同じことをするには複数ターンと専用技が必要だが、きまぐれなら運次第で3ターンに到達できる。どの能力が上がるかは制御できない。
採用するポケモン
オニゴーリ(48%)は Champions での採用率が約半数で、競技的な存在感がある。こおりタイプのひこう・ドラゴンへの対応力と、メガ進化の活用が採用の主な理由だ。きまぐれは高分散な爆発力として機能する。
スコヴィラン(31%)はほのお/くさ複合の対位的なカバレッジが競技的な存在感の根拠で、きまぐれによる能力爆増の可能性がそこに乗る。
使い方
きまぐれの戦術はターンを稼ぐことに集約される。場にいる回数が増えるほどきまぐれが発動する。まもる は最大の盟友だ——Protectを使うたびにきまぐれが1回追加で発動し、ノーコストで能力上昇の機会が増える。ダブルではパートナーが行動しながら、きまぐれ持ちがProtectして積み上げる動きが基本形になる。
狙いは「ある能力が十分上昇した状態で強引に突破できる局面を作ること」。具体的にどの能力が上がるかは制御できないが、何か大きく上昇すれば戦況が変わる。防御・特防の上昇も倒されにくくなるので、次のきまぐれ発動の機会を増やすという意味で価値がある。
コツと戦術
きまぐれの低下側も自分に当たる。素早さが下がるタイミングや攻撃が下がる瞬間は自分にとって不利な状況を生む。「必ず攻撃が上がる」という前提で組んだ戦術は脆い——何が上がっても活かせる構造にしておくのが実践的な使い方だ。
くろいきり や クリアスモッグ は能力変化をすべてリセットする。きまぐれで積んだ上昇も消えるので、ヘイズを持つ相手は天敵になる。
Gen9でへいき・命中率がきまぐれのプールから除外された点は確認しておくこと。旧世代のガイドには回避率+6の話が出てくるが、現Regでは該当しない。