効果
ふしぎなうろこ は、持ち主が状態異常(やけど・まひ・どく・ねむり・こおりのいずれか)になっている間、物防が1.5倍になる。技を使う必要もなく、ターンも消費しない——状態異常である限り自動で乗り続ける。
実数で確認しよう。ミロカロス の物防種族値は79で、Lv50・252振り・性格補正なしで131、ずぶとい性格なら144になる。ふしぎなうろこ 発動中はそれぞれ196・216に跳ね上がる。物理耐久はかなり厚くなるが、満振りのハガネールの252には届かない。やけどは物理アタッカーには致命的だが、Milotic は物理攻撃を使わないので、毎ターン1/16削れること以外のデメリットがほぼない。その削れる分は じこさいせい でカバーできる。
種族値100の特防も合わさって、状態異常中の Milotic は物理・特殊どちらからも崩しにくい壁になる。
採用するポケモン
ミロカロス(使用率2%)。Champions での採用率は低めだが、使うプレイヤーはかえんだまを持たせて自分からやけど状態を引き込み、特性を安定起動させる明確なプランを持っている。
使い方
かえんだま を持たせると、ターン終了時に自動でやけどになり、次のターンから ふしぎなうろこ が常時発動する。毎ターン1/16削れるが、じこさいせい で回収するサイクルを回すことで長期戦にも対応できる。ねむる で状態異常ごとリセットしてもいい——ねむり中も「状態異常あり」の判定なので、特性は眠っている間も有効だ。
相手が おにび でやけどを狙ってきた場合も、こちらには好都合だ。物理攻撃を使わない Milotic にとってやけどによる攻撃半減は意味がなく、相手が自分で特性を起動してくれる形になる。
コツと戦術
ふしぎなうろこ の面白いところは、相手の「やけどで崩す」プランを完全に裏返すことだ。通常、やけど状態のポケモンは弱体化するが、Milotic の場合は物防が跳ね上がって逆に崩しにくくなる。相手が おにび を打った瞬間、読みの上で損をするのは相手側になる。
長く戦うほど かえんだま の削りが積み重なるので、Milotic のゴールは「無限に耐える」ことではなく、厚い物防で数ターン場をコントロールし、後続の展開を作ることだ。HP が じこさいせい で追いつかない水準まで減ってきたら、引き時のサインと見ていい。