効果
イリュージョンは交代した瞬間に発動する。ゾロアークが手持ちの最後の「まだ倒れていないポケモン」の姿と名前で登場する。相手のバトル画面にはゾロアークは映らず、偽物のポケモンが映る。
幻影が偽るのは外見・名前・表示上の種族。偽らないのはタイプ、ステータス、技構成。ゾロアーク本体はあくまでもあく/ノーマルタイプのままで、自分のステータスを使う。表示されるHPバーは偽物のポケモンの最大HPを基準にするため、そこからも誤情報が生まれる。幻影が消えるのはゾロアークがダメージを受けてHPが減った瞬間だ。
結果として相手は「Aポケモンに対する最適解」を考えて技を選ぶが、実際には全然違うタイプと耐性を持つゾロアークと対面している。当たると思っていた弱点技が等倍だったり、安全と判断した技が急所を突かれたりする。
採用するポケモン
ゾロアークだけがイリュージョンを使える。戦略全体はゾロアーク中心に組み立てる。特攻は幻影で生まれた有利な1ターンを活かすのに十分な水準で、素早さも多くの中速ポケモンより速い。
パーティの最後尾に置く「偽物役」の選択が、ゾロアーク構築で最も重要な準備段階の決定だ。相手が直感的に特定の動きをしたくなるポケモンを選ぶ必要がある。
使い方
狙いは相手に間違った技を選ばせること。偽物役を手持ちの最後に置いて、相手がそのポケモンに対して特定の技を使いたい場面を選んでゾロアークを投入する。
技選択は交代と同じターンに行われるので、ゾロアークが出た最初のターンが幻影の最大価値ターンになる。相手はまだ偽物を見て動きを決めている。その隙にナイトバーストで先に打ち込もう——あく技なので本体のタイプを晒さずに済む。
幻影がバレた後もきあいだまやかえんほうしゃで広いカバレッジを出せるため、正体が割れても脅威は続く。
コツと戦術
偽物役として最適なのは、「相手がゾロアーク本体のあくタイプに有効でない技を使いたくなるポケモン」または「相手が放置してボムターンを使いそうなポケモン」だ。
幻影は一度バレたら二度と戻らない。だから投入タイミングが命で、なんとなく出すのはもったいない。相手が最も間違いやすいターンを選んで投入する。
ダブルバトルでは幻影の効果が薄い。自分の2匹が見えている分、相手の情報量が多くなり、騙せる余地が小さくなる。イリュージョンが最大限活きるのはシングルバトルだ。