効果
アロマベール が発動している間、持ち主と同サイドで隣に立つポケモンは、意思や感情を標的とする技——ちょうはつ、アンコール、かなしばり、いちゃもん、かいふくふうじ——に対して完全に無効になる。標的選択の段階で弾かれるため、相手は PP を消費するだけで何も起きない。
単体免疫とは違い、これは場に出ているポケモン2体を同時に守る。隣の トリックルーム 要員が ちょうはつ を受けない——それだけで試合の流れが変わる場面がある。
最も実感できるのはトリックルーム展開。ダブルで遅いパーティへの定番の対策が「先置きちょうはつ」だが、アロマベール はその選択肢を丸ごと消す。回復ブロック(かいふくふうじ)も同様に無効化できるので、ドレインパンチ や ギガドレイン 依存の回復ルーティンを守ることも可能だ。
採用するポケモン
フレフワン がメインの採用者で、採用率は約 94%。定番の構成は トリックルーム / てだすけ / ムーンフォース で、素早さ29という低さがトリックルームに噛み合っている。まさに「ちょうはつを受けずに確実にトリックルームを展開したい」という場面で真価を発揮する。
マホイップ も アロマベール を採用できる(採用率約 71%)。サポート寄りの構成が多く、デコレーション や てだすけ を軸にする。チームによっては スイートベール と選択になるが、相手のちょうはつ依存度を見て判断する。
使い方
基本の使い方はシンプル。フレフワン をトリックルームの展開要員と一緒に先発させる。相手がちょうはつで展開を止めようとしても、それが機能しない。
何を守らないかも把握しておこう。ねこだまし は通常通り動作する。能力低下や攻撃技は防がない。ねこだましを受けるターンは まもる で回避するか、パートナーに受けさせるかで対処する。
フレフワン がフィールドにいる間に交代で出てきたポケモンにも保護が適用される。つまり後発で出てくるサポートも、自前の免疫がなくてもアロマベールの恩恵を受けられる。
コツと戦術
この特性の本質は「サポートの行動を確定させること」にある。アロマベール なしだと、展開の成否がちょうはつを引かれるかどうかに依存してしまう。あれば、1ターン目に技が通ることを前提に構築を組める。
相性のいい組み合わせ:ちょうはつを受けるとすぐ機能しなくなる高速アタッカーと フレフワン を一緒に先発させる。アタッカーが削り、フレフワン が てだすけ か トリックルーム を入れる。どちらも相手の妨害を気にせず動けるから、連携が成立する。
かたやぶり 系の特性で貫通を狙ってくる相手も、アロマベールには効果がない。アロマベールは標的選択を遮断する仕組みなので、特性貫通ではすり抜けられない。